文学・評論 外国の著者3 の検索結果をランキング形式で紹介


文学・評論 外国の著者3
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文学・評論 外国の著者3
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文学・評論 外国の著者3
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ファウスト (まんがで読破)


ゲーテ
¥ 580 通常24時間以内に発送
★★

ファウスト (まんがで読破)
ハッキリ言って1回読んだだけでは分かりませんでした。 2回目を読む気力も起きませんでした。 難解です。 おそらく原作がとても分量が多く、要約しすぎているのではないかと思います。 「人生をやり直したくはないか」という魅力的な内容なのですが、やはり哲学的であり私には難しすぎました。

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)


アガサクリスティー
¥ 714 通常4〜6日以内に発送
★★★★★

そして誰もいなくなった (...
文句なし、クリスティの最高傑作。 「アクロイド」や「オリエント急行」は正直ズルイと思うが、本作は、とにかくわけわからないまま、圧倒的なサスペンスで最後まで引っ張ってゆく。動機の「いくらなんでも」ぶりに気がつくのは、読んでしばらくたってから。 何回も映画になってるし、パターンとしても「エイリアン」、「惑星からの物体X」他いろいろ使われてるのは、この小説の構造が、原初的なサスペン構造を持っているからでしょう。 この作品が「読書の入り口」である若い人は、幸せな読書人生を送れると思いますよ。初めてミステリ小説を読みました、すごく読みやすかったです 話の内容に無駄がなく次々に事件が起こり、オーエンにみんなが追い込まれていく 最後の一人が不思議な死に方をして「えっ、終わり?」と思いますが 最後の後日談みたいなのでちゃんと説明してありスッキリします 犯人が誰か分かってからまた始めから読み直すと 違った面白さがあるのがミステリ小説ですね のちに無数のバリエーションを生むことになる ミステリの「型」を創造した歴史的名作。 表向きは〈童謡殺人〉ものであり、〈孤島〉ものなのですが、 それを裏で支え...

百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))


ガブリエルガルシア=マルケス
¥ 2,940 通常24時間以内に発送
★★★★★

百年の孤独 (Obra d...
レビューに触発されて買ってしまいましたが、なるほどこれは確かにすごい。 文学、音楽、絵画、映画、建築…とあらゆる芸術体系がありますが、この作品は「文学が可能な芸術表現の極み」に達しています。文学ってものがここまですごいとは思いませんでした。 まさに一読の価値あり。高いですが損はしません。私は図書館で借りて読んだのですが、手元に置いておきたくて結局現物を買ってしまいました。中古が出回っていないことからも、この本の質の高さが良く分かるかと思います。 たまに「読むのにかなり苦労する」という人がいます。同感です。或る一族の運命を数代にわたってずーっと追っていく年代記のような物なのですけれども山らしい山場がなくてあってもごく短く、また山場と言うよりは人物の特徴として処理されている感じがあるので読んでいる内は言うほどおもしろさを感じません(自分だからかもしれませんが)。自分は読んでいる内に半分流し読みみたいになってしまったり、読んでいるうちにまわりの人に「言うほど面白くない」とかいいふらしらりして今さら後悔していたりします。読了した後がすごいんです。猛烈に読み返したくなる。そう感じた当初なぜか分...

変身 (まんがで読破)


カフカ
¥ 580 通常24時間以内に発送
★★★★

変身 (まんがで読破)
元々い、暇な日なら一日で読んでしまえるこの作品を どうしてわざわざ漫画にしたのか不思議に思いながら読んでみた。 原作にはない余分なエピソード(グレーゴルの入社や恋人)の挿入が目に余る。 しかもそれが非常に大きく扱われているので、原作の冷徹さや喜劇性が まるっきり犠牲になっているのだ。これは『変身』の「変造」である。 しかもそのエピソード自体陳腐もいいところで、 カフカと関係ない別の漫画作品と思って読んでもつまらない。絵も汚いし。 フランツ・カフカの『変身』を未読の皆さん。 お願いだから、本書は当てにしないで下さい。 これを読むならカフカを読まない方がまだましです。値段も手頃だし、読みやすそうなので購入。 実際は本当に読みやすかったです。(20分程度で読めます) 絵柄もわりと癖がないしよいんじゃないでしょうか。最近、この(まんがで読破)シリーズにはまっています。 どのシリーズもおもしろく、過去に文庫本を買ってはみたものの、難しくて最後まで読めなかったものばかりです。 さて、本書ですが、ある会社員が父の会社の倒産を受けて、家族を自分で養うと決心し、営業マンになります。 苦労の末、自分...

ゲーテ格言集 (新潮文庫)


ゲーテ 高橋健二
¥ 420 通常24時間以内に発送
★★★★★

ゲーテ格言集 (新潮文庫)
本書は、ドイツ文学、ひいては世界文学に大きな影響を与えたゲーテの著作の中から、 大小の様々な格言、砕いて言えば人生の応援メッセージを集めたものです。 格言はスケールの大きなものから、生活の知恵程度のちょっとしたものまで、 長さも、1ページに渡るものから、一言でエッセンスを凝縮したものまで、 まさに多種多様です。便宜上編者がテーマ別に分けていますが、 読者によって様々な解釈が可能であると思います。 なビジネス書などで、このような格言を、 失礼ながら著者の我田引水な解釈で紹介するものが見受けられますが、 個人的には、本書のような、ただゲーテの言葉をそのまま並べているものの方がお薦めです。 読者が、それぞれの身の丈にあった解釈をする方が、 年齢や環境に応じて何度も格言を味わうことになり、 より格言を印象深いものにするように思います。 文豪ゲーテ。 現代にも十分通じる格言がちりばめられている。 中には現代の情報化社会を予言したのではないかと思わせるものもある。 例えば 「人間は、なんと知ることの早く、おこなうことの遅い生き物なのだろう」p22 「人間がほんとに悪くなると、人を傷つけて喜ぶこ...

異邦人 (新潮文庫)


カミュ 窪田啓作
¥ 420 通常24時間以内に発送
★★★★★

異邦人 (新潮文庫)
アルジェリアで暮らすムルソーという青年が、フラフラとしてしまうような暑さの中、正当防衛とも言えなくはない状況の下(対決といったほうがいいか)で、友人を狙うアラビア人を殺害する。 その裁判で、唯一の肉親だった母親を亡くしたときに涙を見せなかった男であるといった理由や、加罪行為の動機を聞かれて「それは太陽のせいだ」と答えたりして、結局死刑を宣告される。 その一連の過程でのムルソーの心のうちを描いている。 内容はこんな感じ。 うまくあらすじとして書けてないので、これを読んでる人に誤解を与えそうだが、この青年の行為自体は、ある程度自然なものだと思う。 だから裁判で検察側が死刑を求刑したときなどは「んなわけないじゃん」と思いながら読みすすめていた。 しかし裁判長に「あなたはフランス人民の名において広場で斬首刑」なんて言われたときには、読んでるこっちがショックを受けた。 自分の常識を外されたこともあって、しばらく「え?」というきょとんとした思い。読んでるこちらの思惑は置いてけぼりにされた形で、その死刑判決は変わらず、粛々と時は経っていく。なにか読んでいる自分が不服で上申したい気...

叛逆指令 下巻 (3) (新潮文庫 ク 28-40 トム・クランシーのオプ・センター)


トム・クランシー スティーヴ・ピチェニック
¥ 620 通常24時間以内に発送

叛逆指令 下巻 (3) (...
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ティファニーで朝食を


トルーマン・カポーティ
¥ 1,260 通常24時間以内に発送
★★★★★

ティファニーで朝食を
カポーティの短編の巧みさと独特の雰囲気に目を見張った僕は、改めて「ティファニー」をオリジナルテキストと共に読み返してみよう、と思っていた矢先に、本書が出版された。 さっそく買ってきて、1968年にやはり新潮社から出版された龍口直太郎訳「ティファニー」と読み比べてみた。 龍口訳も本書も、表題作以外に全く同じ短編が3作収められている。「花盛りの家」「ダイアモンドのギター」「クリスマスの思い出」である。 これらを読み比べて改めて感じたのは、村上さんがかねがねおっしゃっている「翻訳の賞味期限」ということ。 原作が名著と呼ばれるものであればオリジナルテキストに賞味期限はないが、翻訳の方はそれが訳された時代々々の社会を反映したコトバで訳されているためか、そこにどうしても賞味期限といったものが生じると。 本書と龍口訳を読み比べて、少なからずそれを感じた。 龍口氏は、1903年生まれ。「戦後日本に米文学を紹介した」とあっていわば「大御所」である。 その龍口訳のある意味古色蒼然たる訳文は、地の文においては格調高くカッコいいのだが会話文においてはなんとも違和感が出てくる。 ホリー・ゴライトリーやその友人...

叛逆指令 上巻 (1) (新潮文庫 ク 28-39 トム・クランシーのオプ・センター)


トム・クランシー スティーヴ・ピチェニック
¥ 620 通常24時間以内に発送

叛逆指令 上巻 (1) (...
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冷血 (新潮文庫)


トルーマンカポーティ
¥ 940 通常24時間以内に発送
★★★★★

冷血 (新潮文庫)
1959年11月15日深更、カンザスの片田舎で起きた一家四人惨殺事件。事件発生以前から犯人の絞首刑までを綿密に再現したノンフィクション・ノヴェルである。 1965年に発表された作品だが、カポーティは本書の執筆に先立ち、3年を費やしてノート6000ページに及ぶ資料を収集し、さらに3年近くをかけてそれを整理したといわれている。 この作品の価値は、著者の主観を一切排除して、事件を、事件前夜から、犯人二人組が絞首台を上り詰めるまで詳細に、そして多角的に再現し、あくまで客観的にひとつの物語として編み上げた点にあると思う。実際、物語は加害者、被害者、捜査官はもちろんのこと、関係する家族など周辺の人々の会話や証言、手紙など三人称多視点で成り立っている。その多層に織り込まれたドラマは、それだけでも、読むものを圧倒する。 私はセンセーショナルな犯罪もののドキュメンタリーを予想していたが、そこにあったのは、繰り返し描かれる“家族の絆”のようなものであった。 そのあたりが本書を、40年近くたった今でも圧倒的な迫力を携えながら、読む者の心の奥底に迫ってくる名著にしているのだろう。 アメリカ、カンザス州で...

リーシーの物語 上


スティーヴン・キング
¥ 2,400 通常24時間以内に発送

リーシーの物語 上
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リーシーの物語 下


スティーヴン・キング
¥ 2,400 通常24時間以内に発送

リーシーの物語 下
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蝿の王 (新潮文庫)


ウィリアム・ゴールディング 平井正穂 WilliamGolding
¥ 620 通常24時間以内に発送
★★★★★

蝿の王 (新潮文庫)
すごい小説です。戦時中、疎開先へ向かう飛行機が突然墜落しました。そして、法律もルールもない無人島に投げ出された子ども達が自らがルールとなり、サバイバルしてゆくという展開で進められてゆくストーリーです。その中に人間の'闇の部分`や'無の部分`が描かれていてラストは息が詰まるぐらいのスリルが連続していて時が経つのを完全に忘れてしまう一冊でした。僕たちが日常でもよく感じる、あの妙な孤独感や閉塞感、そして他人に対する畏敬の念。それらがうまく描かれたまさに人生のバイブルとも呼べる一冊でした。 正直他のレビューの高評価に期待して読んだのですが、自分はラストシーン以外は全く共感できませんでした。確かに野性生活の中で子供達の獣性が徐々に表れていくという筋はかなり魅力的で類を見ない物だとは思います。先述したラストシーンでの海軍の将校の台詞「イギリス人ならばもっとそれらしい生活ができたんじゃないのか」という部分にはハッとさせられました。終盤の追っかけ合いも読んでいて興奮させられるものでしたし。でもやっぱり、獣性の発露していく過程がものすごく唐突。豚を捕るか獲らないかでもめた末起こしてしまった殺人が引き金...

幼年期の終り (ハヤカワ文庫 SF (341))


アーサー・C・クラーク 福島正実
¥ 756 通常24時間以内に発送
★★★★★

幼年期の終り (ハヤカワ文...
SFの金字塔はハインラインの「夏への扉」だと思うが、本作も一読してSFの古典たる 名作であると知れる。オーバーロードの目的とは何か?彼らの正体とは?と興味がそそられる が、結末は意外なことになる。面白いので是非一読して欲しい。突然現れた宇宙船によって、人類は孤独ではない事を知る。 オーバーロードの統治によって幼年期が終わり始め、徐々に変質していく社会と人類。 自分の拙い表現力ではこの作品の魅力を言いあらわすことは出来ない。 クラーク氏の作品はいわゆる設定や事象など、世界観で魅せる作品と言うよりも 底流に時代の移り変わりと関係なく存在する人間に対する普遍的なテーマがあった。 それが、今読んでも古さを感じさせない(もちろん、設定の古臭さは若干あるにしても) 理由なのでは無いかと思う。 衛星通信の原理について最初に論文を発表するなど、自身が優れた科学者であり、 SF作家であった氏は何よりも先ず優れた語り部であった。 彼の紡いだ物語によってどれほどの人間が影響を受け、後の社会を変えて行ったのか、 見当も付かない。 もう人類が氏の新しい物語に出会うことがもはや無いのがとても惜しまれる。 ...

アルベール・カミュ (1) カリギュラ (ハヤカワ演劇文庫 18)


アルベール・カミュ
¥ 735 近日発売 予約可

アルベール・カミュ (1)...
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変身 (新潮文庫)


カフカ 高橋義孝
¥ 340 通常24時間以内に発送
★★★★★

変身 (新潮文庫)
主人公はある日、職を失い、家族の信頼を失う。 働くべく前の職場に行っても追い返され、努力しても新しい職にもつけない。 やがて家族の中で「こいつはうちに居ない」ことにされる。 部屋から出ることも、家族の輪に入ることもできない。 うっかり人前にでてしまうと、とんでもないことをしたかのように言われる。 あげく、こんななら出て行くのが当然のように扱われ見殺しにされる。 死ぬ前に出て行けばよかったのか、出て行けば何とかなったのか。 これはそう言う話。 「毒虫になった」てのはきっかけでそれは「失業した」「病気になった」「ぼけた」など言い換えることができる。何かがきっかけで家族が家族でなくなるとどういうことになるか。 毒虫から立ち直るのにこの家族は何もしない。毒虫として扱うだけ。 結果、主人公は死に家族はすっきりとふたたび「きれいな家族」として暮らして行く。 いや、恐ろしい話だけど「毒虫になる」を文字通りとらなければ現実にありそうなホラー。こんな小説があっなんて、衝撃でした。 「ある朝、グレゴール・ザムザがなにか気がかりな夢から目をさますと、自分が寝床の中で一匹の巨大な毒虫に変っているのを発...

ファウスト〈第1部〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)


ヨハーン・ヴォルフガングゲーテ
¥ 720 通常24時間以内に発送
★★★★★

ファウスト〈第1部〉 (集...
鴎外の名訳があるというので、高校生時代にファウストに初挑戦したが、なにが面白いのかわからなかった。先生に話すと、受験とは関係ないなと言れた。大学生時代だったかに相良訳のファウストが岩波文庫で出たというので読んだ。内容を掘り下げるのに苦労した。自分でも読み方が不十分と思ったし、ゲーテに対する一般的評価とは違いすぎるなと思った。その後、中央公論から手塚訳(手塚富雄訳のことで、池内訳2巻の末尾に出ている手塚治虫の漫画とは別物)が出た。これは面白かった。たしかにファウストは(そういわれるからかもしれないが)、特に第2部が奥が深いなと思った。そして、別の契機から「新訳」というのに興味がわいて、池内訳を読んだ。今までのものとの違いに驚いた。わかりやすさは格段上だ。ただし、この訳を最初に読んだとすると、ゲーテの深みが出ない感じもする。一語一語を理解するのに考えながら読んだ過去のファウストに比較すると、池内訳は「斜め読み」さえ可能である。これは、過去とは違って、時間にゆとりも出来て、ゲーテの「イタリア紀行」を携えながらナポリからパレルモへ船で渡ったり、ヴェネチアを楽しんだり、ギリシャ神話の母国やトロ...

不思議の国のアリス・オリジナル(全2巻)


ルイス・キャロル 高橋宏 LewisCarroll
¥ 2,100 通常24時間以内に発送
★★★★★

不思議の国のアリス・オリジ...
背表紙が見えるように格納する金色の箱に原書版と翻訳版 二冊が納まっている。 原書版はペーパーバックより少し厚手の表紙に油紙のカバーが被せてある。 ルイス・キャロル直筆の文字と挿絵が印刷されて90ページ。 封書と写真付便箋一枚が一セット本の中に挟まっている。 原書はアリスの絵から始まってる。 翻訳版は単行本のように厚紙の硬い表紙で、日本語とテニエルの挿絵が 載っている。84ページ。ウサギの絵から始まっている。 原書版は手描きの印刷だが、作家は几帳面な性格らしく、ほとんど標準 字体で書かれているので、英語に不慣れでも読むのに苦労しない。 少しL(エル)を読み間違える場面があるかもしれない。かつて、ドジソン先生がアリス・リデルに送ったプレゼントブックの復刻版です。 この本を見つけた時には、条件反射に近い反応で購入してしまいました。 中の挿絵は、有名なジョン・テニエルの挿絵ではなく、 (当たり前ですが)ドジソンの物が使用されています。 キャロル自身に対する解説本以外でこの挿絵が使用される例は非常に少ないうえ、 「地下の国のアリス」の本自体が皆無に等しいので、ファンには嬉しい限りかと…。 ...

ファウスト〈第一部〉 (岩波文庫)


ゲーテ
¥ 693 通常24時間以内に発送
★★★★★

ファウスト〈第一部〉 (岩...
・元々ドイツに伝わるファウスト伝説をもとに書かれた作品。ファウストという名の錬金術師と占星家が実在したらしい。同一人物との説あり。この件は、本書の約40ページに及ぶ詳しい解説にも書かれている。 ・ゲーテが若い頃から書き始めたライフワークで、最終的には人生経験豊富な老人ならではの視点も入った、練りに練られた傑作である。構成美の一方、人間の醜悪な部分の描写もある。さらに生命力溢れる民衆の楽しみに通じた点がにじみ出ており、作品の深さと広さを感じる。「隠し砦の三悪人」など、黒澤明のいくつかの映画を思い起こさせる。 (付記1)ロックバンドThe Policeの名曲“Wrapped Around Your Finger”の歌詞に、メフィストフェレスの名が出てくる。 (付記2)1938年に毒殺されたブルーズマンのRobert Johnsonには、ギターの上達のために悪魔に魂を売ったとの伝説がある。米国の黒人と共通するとは(キリスト教の影響があるにしても)、何か悪魔には人類共通の思い入れがあるのだろうか?ファウスト 第1部 (1) 岩波文庫 緑 6-1ゲーテ (著), 森 林太郎 (翻訳) ...

ファウスト〈第2部〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)


ヨハーン・ヴォルフガングゲーテ
¥ 980 通常24時間以内に発送
★★★★★

ファウスト〈第2部〉 (集...
ファウストとメフィストの賭けは続く。といっても、舞台も時代も転々と移り、果ては神話の世界にまで至るから、筋を追うだけでは辛い上に勿体無い。 かつてゲーテが宮廷の要職を放り出してイタリア旅行に出てしまったように、筋は投げ出して、しばし古代のエーゲ海で、豪華キャストによるきらびやかな舞台を楽しまれたい。 中盤を楽しむほど、終盤の「灰色の女」と契約の「時」は際立つ。 さて、虚構を常識で裁くのは野暮だが、第一部で直接1人、間接的に2人を殺し、第二部でも・・・。となれば、最終的な志の如何にかかわらず、地獄行きだろう。賭けは当然、メフィストの勝ち、か? 池内訳の結末は、死を間近にした一老人ゲーテの願望の投影かもしれない、と読者に思わせる。ファウストは人格者というより普通の人だ。訳語、訳文と最小限に絞られた注、という目立たない方法で、新たに大胆な解釈を加えたように私には見えた。 迷路だらけの宝島が、多くの研究者を惹きつけ、研究書で図書館が建つ。そういう豊かな作品である。